いろいろ考えてきたが、結局「健康が一番大事」だ。ついこの間まで、お金、時間、キャリアをどう増やすかばかり考えていた。しかし最近やっと、健康を失えば他の資本がいかに脆いかが分かってきた。
どれだけ金融資産を持っていても、体が動かなければ何も楽しめない。 お金は安心をくれるが、それだけでは人生の質を上げてはくれない。旅行に行っても腰が痛ければ歩けないし、高級な食事も内臓が弱っていれば苦痛になる。体力が落ちると、挑戦する意欲そのものが失われる。
結局のところ、お金は「使う力」があって初めて意味を持つ。その力の土台が健康だ。健康さえあれば、多くのことは楽しめる。朝、目覚めて体が軽い。それだけで幸せを感じられる。散歩、風呂、音楽、読書。どれも健康な体があってこそ味わえる。
1日1食にして、断酒を始めてから、体が軽くなった。睡眠の質があがった。空腹の時間が集中力を高め、酒をやめたことで夜の静けさが戻ってきた。当たり前だが二日酔いはない。体が整うと、心も整う。頭のスッキリ度合いが違う。以外なことに、健康によって時間が増えた。
健康は、他の資産と違って取り戻しがきかないのだ。代替がない。お金や地位は再び得られるが、臓器や筋肉は元に戻らない。だからこそ守り、運用しなければならない。おおげさではあるが、神に与えられたこの唯一の体を大切にしないでどうするのだ?という気持ちがある。最近わかったのだけど。時計とかアイフォンとかに傷がつくと慌てるが、体の方がどう考えても大切だ。高い時計は、大事にするのに、取り替えの聞かないこの身体や内臓を私はあまり大切にしてこなかったように思うのだ。反省。反省。
健康、知能、金融、時間、人間関係、評判――どれも資本だが、健康が失われれば全てが止まる。体が動かないと人に会えず、頭が働かないと知識も使えない。命あっての物種。体という資本があっての人生なのだな、と。
なのに今日も風邪ひいてます。反省。
この記事を書いたのは
- 鈴木 康孝
- シックスワン株式会社。マーケティング&プロモーション領域担当。クリエイティブとかアイデアとか好き。尊敬する人、村上春樹さんと永井均先生と佐藤雅彦先生。今年の目標は、プログラムと英語をちゃんとやること。サウナと交互浴が大好き。